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慶應義塾体育会ボクシング部創部100年を迎えて

慶應義塾体育会ボクシング部創部100年おめでとうございます。そして100年にわたりアマチュアボクシングの発展を支え、伝統を築きあげてきた部員・選手諸君と先輩諸氏そして歴代の部長に代表される多くの関係者の皆様に心からの敬意を表します。

アマチュアボクシングの歴史は古く1904年よりオリンピックで実施され、塾では拳闘倶楽部として発足したボクシングが1925年の全国学生選手権では優勝者を出し、1937年には蝮谷に道場を構え、1946年には拳闘部として体育会に加盟しました。戦後の進駐軍日吉キャンパス接収中は蝮谷道場が失火によって焼失しましたが、1958年に再建され、2021年には近代的な道場として建て替えられました。また創部100年の記念事業として公式戦が開催できるリングを購入し、新規リングの公式戦使用第一戦として第68回早慶戦を日吉記念館で開催し、早稲田に9連勝を成し遂げたと伺っています。これらの設備の充実には、ボクシング三田会からの篤いご支援がありました。

アマチュアボクシング競技は2012年ロンドンオリンピックから女子でも実施され、村田諒太選手がミドル級で金メダルを獲得したことからも、広く日本で知られる競技となりました。加えて新道場という魅力的な環境によってでしょうか。近年のボクシング部員数の増加には目を見張るものがあります。数年前、私が客人を案内しながら蝮谷を散歩していたとき、新しくなったボクシング道場のドアが開いていたのでちょっと覗きこんでみました。大勢の部員たちが一生懸命練習している様子に目を細めていると、私に気づいた部員の一人が「塾長」と声をかけ、部員たちが練習を中断して皆で明るく挨拶をしてくれました。その清々しさに客人は感心しきりで、私も部員諸君を実に誇らしく思いました。

ハードファイターでありながら清々しく皆を思いやる塾体育会ボクシング部。この部の益々の発展を祈念して私の祝辞とさせていただきます。

令和7年10月1日

慶應義塾大学塾長 伊藤公平

西暦
年号
記事
総監督
監督
コーチ
主将
副将
主務
部員(4年生)
2021年
令和3年
5月9日蝮谷道場建替工事完了。新道場お披露目実施。 リーグ戦(コロナ禍につきトーナメント戦形式での開催) 2部リーグ4位 第65回早慶戦5-2で勝利(早稲田大学体育館) 全日本LW級武智10位 第1回全日本マスボクシング選手権U30男子の部松木優勝
大倉 時彦
佐藤 友治
大倉 紘平 片山 創詩 友野 直人 梅津 志門 宮内 龍ノ介
成澤 諒
上田 竜司 武智 琉馬
松木 健太
佐藤 玲奈 井田 絢子
2022年
令和4年
2部リーグ4 位 第66回早慶戦5-2で勝利(慶應義塾日吉記念館)
佐藤  友治
大倉 紘平
櫻井 秀 梅津 志門 宮内 龍ノ介 松木 健太 武智 琉馬
松村和弥
李烘在
高橋加帆
鈴木豪
2023年
令和5年
2部リーグ4位 第67回早慶戦7-0で勝利(早稲田アリーナ)
佐藤  友治
大倉 紘平
櫻井 秀 梅津 志門 宮内 龍ノ介 松木 健太 武智 琉馬
李 烘在
大矢 晋太郎 安部 飛雄馬
藤井 双葉
石井 百迅 大中 勇輝 米田 大介 中村 空南 高橋 加帆 王 琬瑩
2024年
令和6年
2部リーグ4位 第68回早慶戦4-3で勝利(慶應義塾日吉記念館)
佐藤 友治
大倉 紘平
櫻井 秀 宮内 龍之介 武智 龍馬 松木 健太
山﨑 博雄
法木 正紀 森 洋介
藤井 双葉
竹ノ内 尊行 有富 大晃 石川 結梨
2025年
令和7年
2部リーグ5位 11月8日「ボクシング部創立100周年記念式典」於:藤原洋記念ホール 第69回早慶戦7-0で勝利(早稲田アリーナ) 早慶戦10連勝を達成
佐藤 友治 
大倉 紘平
櫻井 秀 宮内 龍之介 武智 龍馬 松木 健太
法木 正紀
髙橋 星也
内田 悠菜
山﨑 博雄 久恒 裕登 小川 要 山岸 優希 勝田 遥空 眞宅 聡一郎

2021年
蝮谷道場建替え

蝮谷道場は1937年に完成。戦後の1958年に再建され、その後増築と改築工事を加えていたが施設の老朽化が激しく、2020年度にボクシング三田会が募集した「部室建替え募金」と慶應義塾からの支援によって建替え工事に着工。2021年5月に建替え工事が完了し、以前とは見違えるばかりの新しく近代的な道場が完成した。

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2024年
新リング買替え

練習用リングには全面張り替え工事を行うなどの措置を施してきたが、長期間の使用で綻びも目立ってきたため、創立100周年を2025年に迎える記念事業としてボクシング三田会が「創立100周年記念募金」を募り、2024年12月の早慶戦に合わせて公式戦でも使用できる新リングを購入した。そして新リングのデビュー戦となる2024年12月の早慶戦では早慶戦9連勝を成し遂げ、創立100周年の2025年に早慶戦10連勝の夢を繋いだ。

2025年早慶戦

2016年の早慶戦の勝利以降、昨年まで早慶戦の連勝記録を更新し続け、9連勝になっていた。

昨年の勝利によって「創立100周年という記念年の早慶戦で10連勝を成し遂げる」という夢を繋ぎ、

迎えた2025年の早慶戦において7対0で勝利し、念願が遂に現実のものとなった。

歴史的瞬間をこの目で見届けることが出来たことを天に感謝し、今後の連勝記録の更新を祈りたい。

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